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執筆者の写真Joe

なぜ海外の大学にいかずに日本の大学にいくのか

更新日:2018年1月13日

私はアメリカの大学を卒業していますが、私は日本生まれ日本育ち、大学に行くまで海外には行ったことがありませんでした。 それどころか、高校を中退して数年間チンピラをしていたので英語レベルは中学生以下だったのです。

こんな状態からアメリカの大学に留学したものだから、 「なんで日本の大学ではなく、アメリカの大学に進学したんですか?」 とか 「アメリカの大学にいくなんてすごいですね!私はアメリカの大学に行こうなんて考えもしませんでした!」 なんて言われることが多いです。

しかし、私からすれば 「なぜ海外の大学にいかずに日本の大学に行ったんですか?」 と逆に聞きたい。 世界には素晴らしい大学がたくさんあるのに、なぜあえてみんな色々な選択肢を考えずに揃いもそろって日本の大学に行くのか疑問なのです。

日本の名門大学に入るのに比べて、倍率だけみてもアメリカの大学はハードル低いと思うんだけどな~。 卒業後も外資系企業などに就職しやすいですし。

以下、ご参考 (大学名: Times世界大学ランキング/QS世界大学ランキング、倍率)

国内大学例

東京大学:39位/28位、3.1倍 京都大学:91位/36位、2.8倍 慶応大学:601-800位/192位、4.6倍 早稲田大学:601-800位/203位、6.7倍

アメリカ大学例 ウィスコンシン大学マディソン校: 45位/55位、1.5倍 イリノイ大学アーバナシャンペーン校:36位/69位、1.6倍 ワシントン大学: 25位/61位、1.8倍 テキサス大学オースティン校:50位/67位、2.5倍 カリフォルニア大学サンディエゴ校:41位/38位、2.7倍 ミシガン大学:21位/21位、3倍 ニューヨーク大学:32位/52位、3.8倍 カリフォルニア大学ロサンゼルス校:14位/33位、4.5倍

参考:Times World University Rankings 2016-2017、QS World University Rankings® 2018、東大塾、京大塾、リセマム、及び各大学ウェブサイト等(以前の投稿参照(2,3年前に調べた結果なので少しデータが古いです):http://ryugakusenryaku.blog.fc2.com/blog-entry-15.html

さすがにハーバードやスタンフォードは倍率20倍くらいあるので難しいですけど、それ以外でも素晴らしい大学がたくさんあります。


最近の人が内向き志向になっているといわれますが、確かにOECDの統計なんかみると、2004年をピークに日本から海外へ留学する学生数は減ってるようですね。



留学生減少の背景としては、人口減少だけでなく、学費が高い、語学ができない、勉強についていけるか不安、留学するのは難しそうといった内的な原因と、企業の採用時期・プロセス、教育・進路指導、など外的な原因がいろいろあるかと思いますが、少なくとも内的なものについてはほとんど先入観のような気がします。

語学要件の低い大学もありますし、良い成績を取るのは難しいかもしれませんが、卒業する事自体は難しいものではありません。 良い大学があるのはアメリカやイギリスだけではないので、学費の安い国への留学もできますし。アメリカの大学でも途中から編入したり、節約する術はありますし。

というわけで、海外の大学も視野にいれた上で日本の大学に進学しているのなら良いんですが、まったく海外の大学を考慮せずに盲目的に国内の大学に進学するのはもったいない気がします。

具体的にアメリカの大学の何が良いのかは別のコラムで紹介してます。




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