海外の大学に留学をしている、あるいは留学をしていた学生の多くは、就職活動に対して不安を抱えているのではないでしょうか。
多くの学生は、日本に帰国して就職をすることになりますので、現地の学生と同じように就職活動をするわけにはいかず、就活に乗り遅れてしまい、準備不足で就活に失敗してしまう…というケースが多くあります。
そこで、今回は、海外大学への留学経験者の就活について取り上げたいと思います。
留学経験者で、内定がとれる学生ととれない学生の違いは何か? というテーマを今回は事にしました。
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内定する人、しない人
下記は、キャリアフォーラムを運営する株式会社ディスコによるアンケートで、「キャリアフォーラム当日に何社を訪問したか」、「キャリアフォーラム期間中に企業から内定をもらったか」という質問にボストンキャリアフォーラムの参加者が回答をしたものです。
これを見ると、ボストンキャリアフォーラムの参加者は、5~8社訪問する人が最も多く、平均9社程度訪問しています。
キャリアフォーラム期間中に内定をゲットできたのは36.6%の方になります。
留学経験者の多くは、キャリアフォーラムに参加すればだいたいみんな内定をもらえると思っている人がいますが、これはよくある認識の間違いで、3割程度の人しか内定をもらえません。
実際の例ですが、下記のAさんとBさんで内定を獲得したのはどちらでしょう?
UCバークレーに留学し、成績優秀で、アメリカ人の友達がたくさんいるAさん
無名の州立大学に留学し、成績はそこそこ、日本人の友達とよくつるんでいたBさん
結果として、AさんはBCF(ボストンキャリアフォーラム)での内定はゼロ。
Bさんは総合商社など複数内定を獲得しました。
一見すると、Aさんのほうが優秀そうで内定を多く獲得できるように見えるのではないでしょうか?
しかしながら、結果としては逆で、Aさんは内定をとれず、Bさんは複数内定を獲得しました。
AさんとBさんの違いは一体何なのでしょうか?
AさんとBさんの違いは… シンプルに就活の準備をしたかどうかです。
Aさんは留学生活で現地のアメリカ人との生活にどっぷり浸かり、周りの学生が就活をあまりしてないので危機感を感じず、就活の準備はほぼしてきませんでした。
一方でBさんは、就活時には日本人のコミュニティに身を置き、周りの学生が就活モードになっている状況で危機感を感じ、有料の就活支援サービスなどを使い、就活の準備を入念に行い、複数の企業に内定しました。
就活での負けパターン
就活において、下記のように楽観的に考えて準備を怠るのが一番の過ちと言えます。
危機感がなく、就活をして失敗。その後も「大丈夫」、「なんとかなる」という考えから抜けられず、就活における負けパターンとなってしまいます。
就活をちゃんとやらなければいけない理由
学生は22歳まで、浪人や大学院に行ってもせいぜい20代半ばくらいまでではないでしょうか。
一方で、65歳定年と考えると、社会人の期間が40年程度あります。
つまり、大学を卒業間近の学生のみなさんは、人生の4分の1程度が終わった状態です。
そして、大学を卒業すると、社会人になり、引退するまで人生の半分を社会人として過ごすことになります。
人生の大半を過ごす大事な仕事選びに手を抜いていいわけがない。
この就活期間中の数か月で本気になって真剣に就活できるかどうかが今後の人生を左右します。
考えてみれば、みなさん大学受験では勉強や塾、予備校などに膨大な時間とお金をかけますが、就職活動には時間もお金もかけません。
しかし、受験の投資は大学生活のたった4年間のためですが、就活は今後40年間を左右します。
今、この数か月の就職活動を頑張るか頑張らないかで今後40年以上の社会人人生が決まります。
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