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執筆者の写真Joe

一番役に立つ大学での専攻は何か

更新日:2020年8月11日

留学したは良いものの、大学での専攻を何にしたらよいのだろうか

本来であれば自身のやりたいことを見つけてとことんまで突き詰めるのが望ましいんですが、自分のやりたいことを大学時代にみつけられる人は限られていると思うので、一つの考え方として、キャリア形成上、どのような専攻が汎用的に役に立つかといった観点で書きたい。

まず、留学(英語圏を例にとると)している時点で英語はマスターできるので、英語+αで何をするかとなる。

「言語が好きなので、他の言語を専攻する」という人が留学生の中には結構いるが、 言語は基本的にアディショナルなスキルであり、本質的なビジネススキルではないのであまり得策ではない。(翻訳とか言語スキルのみを活かした業務をやりたいのであれば別だが)

英語+ビジネス系人材 例えば英語+ファイナンス、アカウンティング、或いは経営学などの企業の経営に関わる知識。 悪くはないがこの選択をする人は非常に多く、また優秀な人がたくさんいる割には需要が限られているのでゼロサムゲームになりやすい。

つまり、英語+経営の知識を持っているという人はたくさんいるのだけれど、そういったスキルが必要とされるポジションは少ないので、過当競争になりやすい。

例えばコンサル、フィナンシャルアドバイザー、事業会社の財務、経営企画等のポジション需要に対して供給される人材が多すぎるし、軒並みみんな優秀。 東大→外資系プロフェッショナルファーム→欧米のトップビジネススクールといった人材がゴロゴロいる人材市場なので、そういった人たちとどうしても勝負したければどうぞ、という感じ。

英語+IT系人材 逆に、英語+IT(例えばComputer Science)は需要に対する供給が非常に少なく、貴重な人材であり、給与も欧米並みに上がっていくと予想される。 日本でただでさえエンジニアやプロダクト開発に携わる人材が不足しているのに、そこに英語までできる人材となると希少性がグンと上がる。 なので人材間の競争は上記に比べて圧倒的に少ない。

これはマネジメントポジションになっても同様である。 経営知識を持った経営層はごく当たり前だが、プロダクト知識が豊富なテクノロジーに理解のある経営層は数少ない。

英語+ビジネス系人材は基本的に分析・企画系のポジションに就職し、ずっとそのような職種のままキャリアを積み投資の意思決定に関わるようなポートフォリオマネジャー的なキャリアの積み方。プロダクト側に転向は難しい。

英語+IT人材は基本的にエンジニアであり、キャリアを積むにしたがってプロダクトマネジャーやポートフォリオマネジャーを経てマネジメントポジションとなる。 コンサルティング業界などにも就職しやすく、エンジニアはどこの会社も必要なので汎用的。 企画系ポジションにも移りやすい(企画系→エンジニアにいくよりは)

以上、例えばの話を書きましたが、

・希少性の高い人材になろう ・プロフェッショナルからジェネラリストというキャリアを積もう

ということです。

でも、できれば大学時代に自分の好きなことを見つけて、それをがんばって突き詰めてほしい。

自分の好きなことをとことんやればどんな分野でも突き抜けることができるでしょう。




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