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なぜアメリカの大学か

  • 執筆者の写真: Joe
    Joe
  • 2018年1月2日
  • 読了時間: 5分

なんでアメリカの大学に留学するの? 英語が得意じゃないと無理でしょ? 留学って頭良くないとできないんでしょ? アメリカの大学って入学してからが大変なんでしょ?   筆者自身は留学前は英語は中学卒業レベルだったし、英語以外の教科に関しても中学卒業レベルと大差なかった。 なので英語ができなくても勉強ができなくても留学はできる。 そして筆者の経験から言えば、上位の成績をキープするのは難しいかもしれないが、卒業自体は難しいことではない。   留学と聞くと敷居が高く卒業も難しいイメージがあるが、全く持ってそのようなことは無い。 先ずはイメージにとらわれず、データを参照しながら留学に対して正しい知識を身につけてほしい。  筆者がアメリカの大学への留学を薦める理由はやはり”努力対効果の高さ”である。 

つまり、世界的に評価の高い大学に比較的容易に入学することができるということである。

アメリカの大学は世界的にみても評価が高い

  大学の評価 (教育レベル、教員の質、卒業生の質等)を正確に測るのは困難であるが、一般的に世界の大学を比較する際に参考となる各国の雑誌、新聞、教育機関等が作成している世界大学ランキングがある。 まずは世界の人々から見てアメリカの大学はどう評価されているのか、また日本の大学はどう評価されているのかを見ていただきたい。 

 例えば、世界の大学ランキングで有力な以下の3つのランキングを見てみよう。 

イギリスの高等教育専門週刊誌Times Higher Educationが出している”World University Rankings 2014-2015” イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)」が出している”QS World University Rankings® 2014/15” 中国の上海交通大学の高等教育研究所・世界一流大学研究センターが出している” Academic Ranking of World Universities 2014”

 これらを見ると、Top10は欧米の大学に独占されており、世界最高峰の大学の名前が連なっている。 また、Top10に占めるアメリカの大学の数は以下のようになっている。 

Times Higher Education World University Rankings 2014-2015 アメリカの大学:7校/10校 QS World University Rankings® 2014/15 アメリカの大学:6校/10校 Academic Ranking of World Universities 2014 アメリカの大学:8校/10校

 Top10をみると、日本の大学はおろかアメリカ・イギリス以外の大学名すら出てきていない。Top10のランキングだけ見ると他の国は比較にならないほど欧米の大学が群を抜いているように見える。 Top10では各国の大学の比較すらできないのでスコープをTop100まで広げてみることにする。


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Top100で見た場合でもランクインしている数は圧倒的にアメリカの大学が多い。 3つのランキングの平均値を見てみるとアメリカの大学は42校ランキングしており、世界で圧倒的なプレゼンスを発揮していることが分かる。 一方で日本の大学は平均で3校しかランクインしていない。 もちろんこういったランキングを全面的に信頼する事はできないが、大学の評価を比較するのに他に有力な指標もないのが現実である。 事実はどうであれ、世界の人々からはアメリカの大学は優れていると映ってみえるのである。 それは我々日本人とて例外ではない。 企業の採用担当者は海外大学留学生を採用する際、これらのランキングを参考として大学のレベルを測っているのは想像に難くない。

アメリカの大学は入学難易度が低い  このような世界的に評価の高い大学に入学するのは入学試験はさぞ難しいのだろうか? 英語も堪能でないとダメなんだろうか?   そんなことは無い。そもそも入学試験が無い大学がほとんどだし、英語が得意でなくてもどうにかなったりする。 大学によってまちまちだが、一般的には以下のような条件を設けている。



必須要件↓ 入学願書 どの大学に入学するにも必ず必要となる。 個人情報のほか、課外活動や資格等を記入する。

英文成績証明書 大学入学の際一番重要視されると言ってよいのが高校時代の成績である。 編入の際は大学在学時の成績が重視される。

エッセイ 一般的には志望動機や将来設計等が問われるが、お題・文字制限は大学によってまちまち。

免除あり/大学によっては必要なし↓ TOEFL等の英語資格 どの大学に入学するにも必ず必要となる。 個人情報のほか、課外活動や資格等を記入する。 

推薦状 大学によっては高校生は担任教師や学長、大学生は教授等の推薦状を必要とする。

SAT, ACT等の学力測定試験のスコア 一般的なアメリカの学生はSAT, ACT等を受験するが、留学生の場合免除されることが多い。


「必須」の項目に関しては全ての大学で必要となる。 「免除あり/大学によっては必要なし」と書かれた項目に関しては一流の大学、つまり全頁のTop100にランクインしているような大学ではたいてい必要となる。  推薦状やTOEFL(英語力測定試験), SAT(学力測定試験)と聞くと一気に難しく聞こえるが、後に詳しく述べるが、いきなり一流といわれる大学に入るのではなく、まずは2年制大学に入学し、その後4年制大学に編入する事をお勧めする。 2年制大学への入学は一般的に入学願書、成績証明書、エッセイは必須は必須だが落ちることはない。 TOEFL等の英語資格は語学学校に通えば免除となるし、推薦状とSAT, ACT等の学力測定試験のスコアも必要ない。

 努力対効果という観点で見ると、こういったハードルの低さから、まずは2年制大学に入学するのが良い。 その後、4年制大学に編入する際、入学条件のハードルと倍率がプロパーで入学するより下がる場合があり、より少ない努力で4年生大学に入学できるという事になる。 

次回は大学卒業後の就職でどう評価されるかといった観点で論じることにする。




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