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アメリカの大学に留学するデメリット ~ 日本人のネットワークができない

留学の失敗要因として代表的なものとして挙げられるのが、日本人同士で固まってしまい、結果的に語学力が身に付かないという事である。 

確かに、留学をしても留学先で日本語しか話さず、英語を習得できずに帰国したのでは意味が無い。  企業もそんな学生を採用したいとは思わないだろう。  なので、日本人一辺倒の付き合いにならないように留学生活を送らなければいけない事が重要である。 

一方で、大学時代に日本人との付き合いが無いと大学卒業後に日本に帰国する人が大半の中、日本に帰国後に大学時代の知り合いがいないといった事態に陥るといった上記とは逆の問題がある。 

やはり社会人になると新たな友達ができにくいし、社会に出てからも大学時代の友人と付き合う機会は多いだろう。 

特に留学生の場合、アメリカに何かしらの目的意識を持って、現地の大学を卒業して日本で就職するといった自身と同じ境遇の人達であればなおさら生涯の友人になりやすいのではないだろうか。 



また、在学中も日本人とのネットワークが無いことによって就活に対して危機感を持てなかったりする。 こういった事は日本国内の大学生に比べるとデメリットになると考えられる。

英語の上達と日本人のネットワークを単純に天秤にかけるという事ではなく、双方のメリット・デメリットを理解して適切に人付き合いをする事が重要である。 

筆者の経験上、留学直後~2年くらいはやはり英語の習得に集中し、アメリカの生活スタイルに馴染む努力をした方が良い。  そして英語も比較的流暢になり、自身のアメリカでの生活スタイルを確立し、余裕もできた頃に日本人との付き合いを始めるのが良い。

分かり易い例を用いてその理由を説明すると、Community Collegeからの編入から4年生大学に編入するとして、留学開始から2年(Community College卒業迄)は英語力強化と編入の事を考慮し、勉強やアメリカ人、および日本人以外の人種との交友に特化する。  そして留学3年目以降(4年生大学編入~卒業迄)は就職活動と卒業後の日本での生活を考慮し、アメリカ人、および日本人以外の人種との交友を維持しつつ、日本人同士のネットワークを構築するという事である。 


では、日本人とのネットワークを構築するにはどうすれば良いのか? 以下に日本人とのネットワークを構築する手段をいくつか紹介する。  


在学中

日本人が多く受講するクラスを取る 毎週顔を合わせるし、テストや課題等共通の話題ができるので、クラス内は比較的友達を作りやすい いろいろなクラスに顔を出して日本人が多いクラスを受講すると良い

日本人学生会に顔を出す 規模の多きな大学には日本人学生会があり、メンバー(役員)になってメンバー同士で交友を深める事もできるし、日本人学生会が主催するイベントに参加者として出席することで日本人に出会うことも出来る

日本人情報サイトを活用する “びびなび”等の日本人情報サイト(掲示板等)を活用し、日本人の人脈を広げる

日本人向けのイベントに出席する アメリカ国内で日本人向けのイベント(クラブイベントや交流会等)に出席して交友関係を広げる SNSや日本人情報サイトでイベント情報を探すこともできる

日本人が参加するボランティアに参加する 日本人を募集しているボランティア(大学で日本語を教える等)に参加し、参加者の日本人学生との交友関係を築く

日本人とルームシェアをする 大学や寮の掲示板、或いは日本人情報サイト等で日本人学生のルームメイトを募集

SNSを活用して人脈を広げる SNSを活用して同じ大学、或いは近くの大学に通う学生との交友関係を築く


卒業後

Alumni networkを活用する 規模の大きな大学には日本人の同窓会が存在するので、そこで母校の卒業者と出会う事ができる

留学経験者のイベントに出席する 留学経験者のイベントに出席し、アメリカの大学の卒業者を出会う事ができる SNSやイベント情報サイト等でイベントを見つける事ができる

SNSを活用して人脈を広げる SNSを活用して同じ大学、或いは近くの大学の卒業生との交友関係を築く

やはり、在学中のほうが学生同士ということもあり、交友関係を築きやすい。  卒業後も在学中の交友関係の延長上で交友関係が広がっていくという部分が大きい。 なので、在学中に日本人のネットワークを構築する事が重要となる




サマリー

日本人同士で固まってしまい、英語力の上達に支障をきたしてしまう一方、卒業後を見据えると、やはり日本人との繋がりが重要となってくる。 

在学中でも就職活動時は日本人のネットワークを多いに活用できるし、同時に危機感を持つ事ができる。 筆者の経験から言っても、日本人とまったく付き合いがない人と日本人との付き合いがある人を比べると在学中に就職先が決定しているのは後者のほうが多い。

もちろん、日本人との付き合いは自身が何を重視するかによって付き合い方が変わってくるが、日本人との交友関係、あるいは日本人以外との交友関係が一辺倒になってしまわないように、3年目までは日本人以外、3年目以降は日本人との交友を増やすといった様に交友関係を両立させる事が重要である。 

さて、これまでアメリカに留学するメリット、デメリットを書いてきたが、簡単にサマリーをしたい。

アメリカに留学するメリットとしては以下の項目を挙げた。

英語の習得が容易である 専攻科目が多い 柔軟に専攻を変更できる 設備が充実している グローバルなネットワークを構築できる アメリカでの大学院進学に有利に働く 就職に有利に働く事が多い

一方で、デメリットとしては以下のものがあった。

学費が高い 勉強が大変で卒業するのに苦労する 国内での就職には不利である 国内でのネットワークが築けない

そして、デメリットに対しては、それぞれ対処法、及び反論を述べた。 アメリカの大学に留学するというのは決して敷居の高い事ではないし、留学によって得られるメリットも大きい。 しかもデメリットを克服できるとなればメリットしか残らない。

これらは日本の大学と比較した場合のメリット・デメリットであるので、逆に日本の大学から見た場合はこれらのメリット・デメリットが逆転する事になる。 

日本の大学目線で見た場合、メリット(=アメリカ大学留学のデメリット)は小さく感じる。 

学費は日本のほうが安いが、補填可能であるし、日本の方が勉強が楽というのも実際のところ高い成績をキープし、研究もしっかりとやれば日本の大学でも楽とは言えない。 

国内での就職は数(企業の選択旨)が多いという意味で有利かもしれないが、留学経験者向けのイベントやキャンパスビジット等留学生に有利に働く部分もあるので一概に有利とは言えない。 

国内でのネットワークという点でも数(日本人学生数)が多いという事で有利と言えるが、実際に日本の大学生が属しているコミュニティーが研究室、サークル、授業等2~3個だとするならば、アメリカの大学でも日本人の交友関係においてはあまり違いがないのではないだろうか。 

一方でデメリット(=アメリカ大学留学のデメリット)を見ると、英語の習得が容易である、専攻科目が多い、柔軟に専攻を変更できる等日本の大学にいては得られないものが多い。 

これらの比較だけでも、アメリカの大学に留学する事は大きなアドバンテージとなる事が分かる。 


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