以下は一般的にアメリカの大学に留学するメリットと言われている項目である。
・英語の習得が容易である
英語圏の国の中でも様々な民族が共存し、他国の文化に寛容なことから、人と接しやすく、英語の上達に繋がる
・専攻科目が多い
日本では珍しい科目(犯罪学、カジノ学等)を専攻できる大学が多数存在する
・柔軟に専攻を変更できる
アメリカでは専攻を変更するのが一般的で敷居も低い
・設備が充実している
研究・実験施設や図書館が充実していることはもちろん、広大なグラウンドやジム・プール等の施設を持つ大学が多い
・グローバルなネットワークを構築できる
クラブ・サークル活動はもちろん、様々な人種の学生団体が存在し、各国にネットワークを築くことができる。
また、Fraternityと呼ばれる同友会が存在し、アメリカの学生達はそこで交友関係を広げている
・アメリカでの大学院進学に有利に働く
アメリカの大学を卒業していると大学院進学の際、TOEFL等の試験が免除される
大学院の授業を履修するための必修科目”Pre-requisite”を大学時に取得する事ができる
・就職に有利に働く事が多い 英語力や留学経験を求める企業が多い中、留学の経験は就職に有利に働く
やはりアメリカに留学するメリットとして1番に思いつくのは英語の習得である。 そしてアメリカの大学の特長として、専攻科目が多岐に渡ることや、柔軟に専攻を変更できるという事も大きなメリットである。
また、大学内の設備が充実している点も大きな魅力の一つである。
広大なキャンパスに図書館や研究施設が複数あり、それらを自由に使用することができる。
ちなみに、日本図書館協会の「日本の図書館 統計と名簿 2012」によると蔵書数の多い大学Top10の蔵書数の平均値は約5万点であるのに対し、アメリカ図書館協会(ALA)の統計(2012年度発表)によると、蔵書数の多い大学Top10の蔵書数の平均値は約11万点となっている。
グローバルなネットワークを構築できるというのも魅力的である。 様々な国籍の学生により運営される学生団体(日本人学生会、中国人学生会等)があり、各国の学生と交流できる。
これらの団体は自国の文化を他の国の学生に知ってもらうという趣旨で運営されているものが多いので比較的溶け込み易い。
日本には無いアメリカの大学の文化として、Fraternityがある。
日本語でいうと同友会、社交団体といった所だろうか。 規模の大きいものは30万人以上のメンバーを抱えるものもあり、多くのアメリカの学生がFraternityに所属し、卒業後も定期的に交友会等を行っている。
真面目なものから単なる飲みサーのようなものまでその特色は多岐に渡るが、ビジネス系、科学系など真面目なFraternityに所属していると、進学、就職に有利に働く場合があるようなので交友関係構築という観点以外でも利点がある。
そして、卒業後を見据えると、アメリカの大学に留学するメリットはアメリカの大学院への進学が比較的容易であることや、就職時に有利に働くことが大きいのではないだろうか。
このように、アメリカの大学へ留学することによるメリットはたくさんあるが、問題はデメリットの部分である。
次回、デメリットについて触れていくことにする。
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