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執筆者の写真Joe

中学生以下の英語力から世界一のオックスフォード大学に入学した勉強法

更新日:2020年5月2日

私は高校を中退して、数年間日雇い派遣、路上スカウト、夜の仕事などを転々とし荒んだ生活を送っていましたが、一念発起してアメリカのカリフォルニア大学、Times世界大学ランキング1位のイギリスのオックスフォード大学の大学院に入学しました。


中学生以下の英語力から名門大学・大学院に入学した勉強法を、7/26に発売された著書「オックスフォード大学MBAが教える人生を変える勉強法」で紹介していますので、その一部をご紹介します。

























「思い出す」英会話


一般的に、会話するというプロセスが、「聞く」→「考える」→「話す」だとします。

しかしこれが英語になると、私のような日本で生まれ育った人であれば、


「聞く」→「日本語に変換する」→「考える」→「英語に変換する」→「話す」


といった長いプロセスとなってしまいます。



私は、上記の「日本語に変換する」→「考える」→「英語に変換する」というプロセスを英語を学び始めた当初はそのまま「暗記した事を思い出す」という作業に置き換えて英語での会話をしていました。つまり、以下のようにすると短いプロセスで済みます。


「聞く」→「思い出す」→「話す」



英語に慣れないうちは、会話などしなくても良いのです。どういうことかと言うと、あらかじめ覚えていた自身と相手の会話を「リプレイ」すれば良いのです。


以下のような日常会話もそっくりそのまま覚えて、友達と会話すれば良いのです。



私 「Did you have a good weekend?」

(なんか週末は面白い事あった?)



相手 「Not much. How’s yours?」

(う~ん、特には。キミは?)



私 「It was pretty laid-back. I stayed home and watched some movies.」

(週末はリラックスしてたよ。家で映画を観てた。)



相手 「What was the film like?」

(何の映画?)



私 「I watched ABC. It was so good, I like it. Did you see that movie?」

(ABCっていう映画を観たんだけど、すごく良かったよ。観たことある?)



・・・・



言葉を知らない赤ちゃんはいちいち文法を意識して会話をしませんよね?覚えた事をそのまま話しているはずです。それと同じことなんです。



私の日本人の友人で英語がネイティブ並みに上手い人がいるのですが、その人はアメリカで舞台役者をずっとやっていた人でした。役者は長い英語のセリフもなんなく覚えて話す「リプレイ」能力の高い人たちであるため、英語は非常に上手でした。彼はまさしくこの「思い出す」英会話法を自身の仕事を通じて身に着け、英語力を上達させたのです。



ちなみに、俳優の渡辺謙さんはラストサムライの映画を撮る5カ月前から英語の勉強始めてあれだけしゃべれるようになってます。45歳とかそれくらいのときです。




英語を学ぶときは是非「リプレイ」から始めてはいかがですか?







学習を楽しむための「ゲーム化」


学習を「ゲーム化」することで学習意欲を維持して学習を楽しむことができます。



学習におけるゲーム化の要素としては、大きくは「目標」、「報酬」、「分析と戦略」、「競争と協力」、「当事者意識」の5つがあります。



「目標」


最終的に達成すべき「大きな目標」と短期間で達成すべき複数の「小さな目標」を設定することで、最終的な目標に向かって日進月歩近づいているという認識を作り出すことでモチベーションを維持することができます。


例えば、アメリカでは企業が就職の際に成績を重視するので、一つのクラスの成績を「小さな目標」と設定し、卒業するまでの全てのクラスの成績を「大きな目標」として設定します。



「報酬」


テストが終わったら買い物に行って新しい服を買おうとか 、プロジェクトがひと段落したら飲みに行こうといった自分へのご褒美ということですね。会社員は頑張ったらボーナスがもらえたりしますが、とくに学生の場合は、自分自身で評価して報酬を与えるしかありません。



「分析と戦略」


受験生は予備校に通って出題予測に対してお金を払っているんです。予備校講師が過去の出題傾向を分析し、戦略を立て、出題の可能性が高い事を強調して教えるので、自身で勉強をするよりも試験に出そうな箇所を中心に勉強する分効率的に学べるからです。


ホリエモンは東大の出題傾向を分析して1年勉強して東大に合格したそうです。



「競争と協力」


心理学者のノーマン・トリプレットが行った実験で競争によってスポーツのパフォーマンスが上がるという結果があります。また、欧米ではスタディグループという一緒に勉強をする仲間がいるのですが、スタディグループ間の「競争」とスタディグループ内での「協力」を行う事で学習効率を高めているのです。



「当事者意識」

ロールプレイングやケースメソッドと呼ばれる学習方法がありますが、これらは自身が政治家や会社の社長になったつもりで「自分だったらどうするか」という視点で問題を考えるというものです。ビジネススクールや国際政治などを学ぶ大学院などでは多用される手法ですが、「当事者意識」を持たせるということで学習に真剣に取り組むことができます。


このように、普段の学習も「ゲーム化」することで飽きずに取り組めるかもしれませんね。







もっと効果を上げる勉強法


以上に挙げた勉強法の他にもたくさんの勉強法や私が高校を中退して荒んだ生活を送り、一念発起してオックスフォード大学院に入学するまでの話などを、拙著「オックスフォード大学MBAが教える 人生を変える勉強法」に書いています。

























著者:西垣和紀

カリフォルニア大学サンディエゴ校マネジメントサイエンス専攻

オックスフォード大学大学院MBA(経営管理学修士)

グローバルコンサルティングファームを経て、ロンドンのテック系企業で戦略担当シニアバイスプレジデントとして働く傍ら、日本人学生の海外留学、キャリア支援などを行っている





元の記事(留学VOICE)

https://www.ryugaku-voice.com/junbi/language/pr5_enablerjapan.html



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